美人の正体!『お肌すべすべ仮説と雰囲気操作』 ~頑張り女子㉚


前回、美人について説明する際に『平均顔仮説』、『対称仮説』について説明しました。

 

今回は『お肌すべすべ仮説』を紹介します。

 

平均顔の顔を重ねていく実験で肌がすべすべになっていくことが判明しました。シミやクスミがだんだん薄くなっていくのです。最終的には、これらが全くない顔になって行ったのです。そこでもしかしたら、平均顔が高い評価を得たのはお肌がすべすべだったのかもしれないと考えられました。

 

そこで男性の顔を4つに分けて実験しました。1つ目は、オリジナルのフェイス。二つ目は、オリジナルフェイスの平均顔。3つ目は、平均顔だけれども肌がオリジナルフェイス。4つ目は、オリジナルフェイスで肌をすべすべに加工しました。

 

 

これらを魅力度の高い順にならべた結果、一番魅力的とされたのはBの平均顔。一番魅力がないとされたのはAのオリジナルの顔です。

 

問題はCの平均顔でお肌がオリジナルのものと、Dのオリジナルフェイスでお肌がすべすべなものはどうなるか?ということでした。

 

もし、平均化が重要であれば、肌に関わらずに平均顔の魅力が高くなることが予想されます。肌が重要であれば、平均化と関係なくすべすべの顔の魅力が高くなることが予想されます。

 

実験の結果、平均顔+肌オリジナルは、オリジナルファイス+肌すべすべよりも魅力度は高く評定されましたが、大きな開きは生じませんでした。

 

つまり、肌がすべすべだということは平均化に匹敵するだけの効果を魅力に及ぼしていることが示されたのです。

Little,A,C.,&Hancock,P.J.B.(2002).The role of masculinity and distinctiveness in judgments of human male facial attractiveness.British Journal of Pschology,93,451-464.

 

 

化粧の最大の目的がお肌すべすべ感を獲得することは明らかです。女性の肌の質感が、男性が評価する女性の魅力度と密接な関係があるという結果も出ています。肌の質感が重要なのは、それが女性ホルモンや健康を示すシグナルとなっているからです。

Fink,B.,Grammer,K.,& Thorhill,R.(2001).Human (Homo sapiens)facial attractiveness in relation to skin texture and color. Journal of Comparative Psychology,115,92-99.

 

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さて、美人の根拠となる『平均顔仮説』、『対称顔仮説』、『お肌すべすべ仮説』を紹介してきました。

 

どれかが単独で正しいのではなくて、全てがいろいろと重なりあり美人(な外見)をつくっているのだと思います。

 

上記の仮説のように、周りから見られてあの人は『美人だ』と思われることは、自分が美人であるという臨場感を高めるためには確かに重要です。

 

しかし、一番大切なのは自分は美しいと思い込むこと。本当は他人の評価は関係ありません。内面の変化がやがて外見に作用していきます。『内面の一番外側が外見』です。

 

また脳は手抜き器官なので一度観た顔は、二度と観ていません。対象となる人の顔を記憶として取り込んで、次回からはその顔を思い出しているに過ぎません。

だから『平均顔』、『対称顔』、『お肌すべすべ』も第一印象が重要な鍵を握っています。

 

またあなたの印象を変えるには『気』が重要です。

『気』いうと怪しいかもしれませんが、生きている人間ならだれでも持ち合わせています。ちょっと練習すれば誰でも感じることができます。

 

実はこの『気』が周囲の人に伝わり、周囲の人の心を書き換えて『あの人は美しい』と思わせるようになります。それが文字通り『雰囲気』です。

 

以前の記事でも書きましたが当サイトではこの『雰囲気』を主体的に操り、他人との関係性の中で『美しい女性』であることを大切にしています。

 

さらに、私は美人だと確信していけば無意識のうちに鏡の前に立って、化粧をバッチリと決めたりコーデを調整したりしています。また特段ダイエットと意識しなくても、自分が自分で美しいと思える体重を維持しようとしていきます。

 

なぜならば、それがコンフォートゾーン(心地よい空間)になっていくから。また外見が整っていくことは自己評価の向上にも関連しています。美人になっていく中で自己評価の向上は外せません。

 

高い自己評価に惹かれて、あなたに親近感(ラポール)を抱いてくれる人も間違いなく表れます。

 

外見的には美人と呼ばれる姉妹にありがちな例があります。

 

例えば、その人(妹さん)は誰がどう見ても美人なのですが、育っていく過程でお姉ちゃんは美人だけど、妹の○○ちゃんはと言った具合に比較をされて自分を美人と認められない女性が多いです。

 

美人ではないという情報を刷り込まれて、美人ではないという自己イメージを抱いています。この自己イメージはダイレクトに『雰囲気』として伝わります。

 

そしてこの『雰囲気』につけ込む男性の犠牲になってしまうパターンです。詳しくは、下記のリンクをご参照ください。

 

これは非常に残念です。このような男性の餌食になって欲しくありません。

 

あなたには『雰囲気』を自在に操れる女性を目指してもらいたいと思います。

 

参考文献 越智啓太『美人の正体』 実務教育出版。

 

 

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2017-03-17 | Posted in コーチングNo Comments » 

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