発見! コーチング(セルフコーチング)の効きを、さらに加速させる方法


希望をつくるには高いエフィカシーが必要です。

このエフィカシーを高めるには運動が有効です。

全ては脳で生み出される
その前に、まず前提条件としてエフィカシーはマインドで生み出されます。

マインドは脳と心のことです。

ココでは脳と心を同じものと扱います。なので脳に関することは、心のことでもあります。

脳が私たちの人生すべてを取り仕切っています。

この記事を読んでいる今も、文字を信号に変換しています。どれだけの情報を受け取れるのかは、私たちの情報に対する重要度にも比例します。

一方で、脳レベルでは神経細胞の結束を強くする神経化学物質などのバランスが正しく保たれているかどうかに左右されます。

エフィカシーを高めるとは、それまでの例えば不安に陥る思考のループを消していき、嬉しい、楽しい、気持ちいい、誇らしいなどの情動を生む回路を構築していくことにもつながると推測します。

このためには、セルフトークやアファメーション、ビジュアライゼーションが有効です。

新しい回路をつくり、何度も情報を通らせることにより神経細胞の結束が高まります。

草むらの上を何度も通っているうちに、道が出来るのと同じです。

一つ抽象度を上げるとコンフォートゾーンを移行させるという説明です。

運動
このアファメーション等を加速させる方法が運動です。

神経細胞の機能を向上させ、その成長を促していくBDNF(脳由来神経栄養因子、以下BDNF)と呼ばれる物質脳内物質があります。

BDNFは、シナプス(神経細胞の結合部位)が情報を取り込み、処理し、結び付け、記憶し、繋がりを持たせるのに作用します。言い換えれば、神経細胞を育てる肥料のようなものです。

2007年にドイツの研究者グループが人間を対象にして行った研究では、運動前より運動後の方が20パーセント早く単語を覚えられ、学習効果とBDNF値が相関関係にあることが明らかになった。
ジョン J. レイティ 、 エリック ヘイガーマン著 、野中香方子訳 『脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方 』NHK出版 P57。

上の実験から、運動をした方がより良く記憶に作用するということが判明しました。

この状態でアファメーションやセルフトークのコントロールをすれば記憶に強く結び付くと考えます。

現実世界は記憶の合成
また実は、私たちが認識している世界は記憶の合成です。

脳は手抜き器官で、目の前の情報をリアルタイムで認識していると思いきや、五感から取り入れた情報を再統合しているに過ぎません。

だから見ているはずのものが見えなかったり、重要でないものは見落としてしまったりするのです。

皆さんの中にもテスト前に軽くランニングやストレッチなどの有酸素運動をしたら頭が冴えて勉強がはかどったという経験がある方もいることでしょう。

運動と平行して、未来の記憶をつくっていきましょう。

ちょっと意味合いが違うかもしれませんが文武両道に近い感覚です。

少し難しい話を書きますが、脳内ホルモンにIGF-1(インスリン様成長因子 以下IGF-1)と呼ばれるホルモンがあります。このIGF-1は、インスリンと協力して、脳内にブドウ糖を運びます。

ちなみに、ブドウ糖は、筋肉に必要な、そして脳にとっては唯一のエネルギー源です。勉強で疲れた時に、ブドウ糖を摂取したら疲れが取れますよ。

運動により、上のBDNFがIGF-1の摂取量を増やします。このIGF-1が、神経伝達物質のセロトニンなどを盛んに生成します。

セロトニンは、ノルアドレナリンやドーパミンが過剰に供給されて不安を引き起こすことを抑制します。また、これが不足するとうつや睡眠不足を引き起こすとされています。
※ドーパミンはゴール設定をした時に大量に流れ、プライミングという現象を引き起こします。

また、嬉しい楽しい気持ちいい、清々しい、誇らしいなどの情動にも影響します。もちろんエフィカシーの背後には、セロトニンが作用していることでしょう。

つまり運動することが、セロトニンの生成にも繋がるのです。

これも皮膚感覚として、体験がある方もいるのではないでしょうか。

以上のように、運動がエフィカシーや精神の安定性、さらには記憶にまで作用していることがわかりました。

心と体の繋がり
また、別の側面から見ると体と心が繋がっているということでもあります。

いつもは情報(マインド)が物理(体)を変えるという視点で書くことが多いですが、今回は物理(体)に対する刺激が、情報(マインド)に作用するという観点で書いてみました。

しかし、運動をしようという決意も、マインドでなされるわけで。やっぱり、全ての変化はマインドから始まるということでもあります。

コーチングやセルフコーチングに運動を取り入れてみてはいかがでしょうか?

まとめ
・全ては脳で生み出されている
・脳内の安定=精神の安定
・高いエフィカシーも、脳内のシナプスの繋がり次第
・新しい脳内回路網をつくるには、セルフトークのコントロール、アファメーション、ビジュアライゼーションが有効だが、運動も有効
・抽象度を一つ上げた視点では、コンフォートゾーンが移行したということでもある

・運動により、ニューロンの機能を向上させていくBDNFが増加すると考えられる
・また運動がセロトニンの生成に役立つIGF-1の生成にも関与している
・セロトニンが嬉しい楽しい気持ちいい、誇らしい、清々しい という情動をつくる。
・セロトニンはエフィカシーにも作用する

・運動はコーチングやセルフコーチングを加速させることに役立つ

お茶会&セミナー情報
1・お茶会 in 東京
日時 4月16日(土)15:00~17:00
場所 東京都内某所
※お申し込みのあった方に個別にお知らせ致します

定員2人
料金 一般      3,500円(税込)
   メールレター会員3,000円(税込)
※お客様各自のご飲食代は、ご自身のご負担とさせて頂きます
内容 コーチングに関する話
お申し込みは、記へ東京お茶会希望とご記入の上お申し込みくださいませ
http://goo.gl/wtzyHd

2.セミナー
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私のテーマは『言語空間の外側から突き刺す洗脳的言語操作術!』です。
佐藤星児コーチと対談形式になります。

日時:4月16日(土)
時間:18:00~(2時間)
料金:5,000円(事前振込)
定員:10名(定員に達し次第受付終了となります)
場所:東京都内セミナールーム(詳細はセミナー参加者の方のみにご連絡致します)
お問い合わせ:futurecoaching.mind@gmail.com(窓口担当:森昇コーチ)
※質問、わからないことなどありましたらお気軽にfuturecoaching.mind@gmail.comまでお問い合わせ下さい。
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2016-03-28 | Posted in エフィカシーNo Comments » 

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