あなたの自己評価を下げてしまう〇〇という悪い魔法


このブログでもたびたび示唆してきましたが時間は未来→過去に流れています。

 

と、このように書くと、早速あなたは『それは違う』と反論したくなるかもしれません。

 

 

 

時間というものは古今東西、そして昔から過去→未来に流れていると。

 

きっとあなたは、それが常識でしょうと思うに違いありません。

 

 

でも実のところ、この過去→未来に時間が流れるという考えが悪い魔法の最たるものなのです。

 

 

この考えはもともとビッグバンという大爆発により宇宙が始まって時間が流れ出し、それから玉突きで前の事象に連鎖して、いろいろな出来事が起こるという考えです。

 

キリスト教やユダヤ教の価値観に由来します。

私たちが住む日本はキリスト教やユダヤ教が国教になることはありませんでしたが、しかし、その価値観は入ってきました。

 

 

例えば、西暦です。西暦はキリスト教のシンボルであるイエス・キリストの誕生の翌年から暦が始まっています。

 

中学校の英語の授業で習ったかもしれませんが、西暦は略号を書くとAD(Anno Domini)であり、これはキリストの年にという意味です。

 

もっとも分かりやすいのは紀元前を表すBCでしょう。意味は文字通りBefore Christ(キリストの生まれる前)です。

 

このようにいつの間にか非キリスト教国のである日本においても、この暦が常識になっています。

 

常識とは、多くの人々が、ある一つの『ものの見方や考え方』に囚われている状態です。

 

この状態では必然的にイエスの誕生から現在に向けて時間の流れを捉える信念がかたちづくられます。

※戦前の日本で使われていた皇紀(神武天皇の即位を起点)でも同じです

 

 

 

 

実はこの常識こそが悪い魔法です。

 

ちょっとうがった見方をすれば『キリスト教を信じなさい』、そしてそれを運用する偉い神父様を崇めなさいという思いが透けて見えます。

 

もっというと神の子であるイエスを担保にして、神の代弁者である教皇、司教、そして一般信徒という左から偉い序列があり、おのおのはその分際をしっかりと守るようにというメッセージすら受け取れます。

 

この論理だと時間の流れが未来にあることにはできません。

 

なぜならばポイントはイエスの生誕にあり、ここが担保にならなければそもそもの教えを支えられなくなるからです。

 

 

また、一般信徒が『過去は関係ない、未来が大事だ』と言って、とんでもないゴールを設定しようとすれば秩序が崩れてしまいます。

 

こうなると偉い人ほど、下々が言うことを聞いてくれないので困ってしまいます。

 

 

 

そうはならないために時間は過去から未来に流れる、もっとも生まれる前から罪を背負っているということにすれば、人々の自己評価が高くなることはありません

 

また自己評価が低い人ほど、しっかりと偉い人の言うことを聞いてくれるようになります。

 

そのポイントが時間は過去→未来と流れるようにすることです。

 

この時間の流れが、あなたも含めて世界の常識として共有しています。

 

 

 

 

反対に、この状態では、誰も時間が未来→過去に流れるとは思いもしません。

 

悪い魔法にかけられると、かかった人はそのことに気がつくことすらありません。

 

 

繰り返しますが、時間が過去→未来に流れると自己評価は高まりにくいです。

 

なぜならば今日思いついたり、行動したりすることが過去の焼き直しだからです。

 

自己評価が低い人が何かを考えても、その自己評価に見合った枠内でしかアイデアを思い浮かべたり、行動したりするしか選択肢を思いつきません。

 

それゆえ付き合う人も同じような価値観の人ばかりになります。

同じような価値観の同士であればそれ以外の可能性を見つけることはできません。

 

また自己評価が低い人同士で行動を共にすれば、仮にあなたが『私は新しいことに挑戦しよう』と思っても速攻で否定されます。

 

このように時間の流れが過去→未来に流れると捉えていると自己評価が高まりにくいのです。

 

 

例えば、先日、ある女性と知り合いになりました。その女性はある飲食店で働いています。

一方で、その女性自身は飲食店で働くことが初めての経験のようでした。

 

そのお店はスイーツで有名なお店です。そして、このスイーツ部門は現在は製菓学校出身の人が担当しています。

 

 

飲食店が初めての女性も将来はスイーツを担当してみたいという想いが見受けられました。

 

 

でも一方で『自分は製菓学校とか出てないし、そもそも飲食は初めてだし』と自信が無さげでした。

 

これが典型的な過去→未来に時間が流れるという、悪い魔法にかかってしまった典型例です。

 

この考えのもとでは製菓学校を出ていない、またはそれ相応のキャリアがない限りはスイーツを作ってはいけないことになります。

 

その女性の自信が高まることもありませんし、可能性が拡がる術もないのです。

※その後、悪い魔法を解いてあげました

 

 

 

このような悪い魔法を脱却するには視点を高く持ち、自分の頭の中の時間軸という信念を引っ繰り返すしかありません。

 

どーせ未来は勝手にやってくるから、だったら最高の未来を選べばいいんじゃない?

 

 

視点を上げて、悪い魔法から目覚めましょう。

 

 

きっと人生が楽しくなりますよ。

 

 


2019-08-13 | Posted in 女子専用, 抽象度No Comments » 

関連記事

Comment

コメントを書くにはログインが必要です